さーたんの気ままブログ

自己肯定をするためのブログ。「無意識」を「意識」に。

【Book レポ 2/100】海賊とよばれた男 上下

年間 今年は80冊が目標。

第1冊目と2冊目は

海賊とよばれた男

 

【選んだわけ】

最初は

「え?海賊?何時代?」と興味が全く無かったものの

知り合いのコンサルタントに勧められて読んでみた。

 

【結果】

アマゾンのレビューでは色々書かれてますが、

さーたん的には、学ぶことが多すぎました。

レビューってあんま重く捉え過ぎないほうが良いのだと思った。

 

感想をまとめてみると…

①経営者とはなんぞや。

主人公の出光氏の先を見据える力、

自分のためではなく日本国民のために様々な壁を乗り越えていく姿。

一緒に働いている店員たちが、一緒に働けて”幸せ”と感じられる経営者。

そして、どこまでも店員たちを信頼する経営者。

こんな経営者に出会いたいと感じた、、、

第二次世界大戦らへんの歴史

私達ゆとり世代にとって、近現代史はほんとに記憶に皆無。

当時、どういう風に戦争に向かっていったんか、その時日本人はどう感じて、どう動いていたのか、小説だからこそ伝わってくるものがあった。

③日本人としての誇り 

今、「あなたは日本人ですか?」と聞かれると恐らく、「日本人である」と答える。

しかし、「日本人としての誇りを持っていますか?」と聞かれると戸惑ってしまう。

この本を読んで今一度日本人とは何か。

日本人としての恥ずかしくない行動がとれているのか、その意思を先祖から受け継いでいるのか、自分に問う内容だった。


【著者コメント(amazonより)】
二年前のある日、テレビ関係の友人と雑談している時、「日章丸事件って知ってる?」と訊かれました。知らないと答える私に、彼女が概要を説明してくれたのですが、それは俄かには信じられない事件でした。いまだ戦争の痛手から立ち直れないでいた昭和28年、「七人の魔女」と呼ばれる強大な力を持つ国際石油メジャーと大英帝国を敵に回して、堂々と渡り合い、世界をあっと言わせた「日章丸」というタンカーがあったというのです。
興味を抱いた私は早速調べてみましたが、事件の全貌を知るにつれ、驚愕すると同時に震えが止まらなくなりました。そこには現代の日本人が忘れかけている「勇気」「誇り」「闘志」そして「義」の心を持った男たちの姿があったからです。しかしそれ以上に私を驚かせたことがありました。それは、そんな男たちを率いた一人の気骨ある経営者の人生です。その九十五年の生涯はまさしく凄絶としか言いようのないものでした。
――なんという凄い男がいたんや!
私は「この男を書きたい!」と心から思いました。いや――書かねばならない!この素晴らしい男を一人でも多くの日本人に知ってもらいたい!それが作家としての使命だ。
気が付けば、取り憑かれたようにワープロに向かっていました。小説家になって六年、執筆しながらこれほどの充実感を覚えたことはありません。
この作品は「小説」という形を取っていますが、登場人物はすべて実在しました。そしてここに描かれた出来事は本当にあったことです。この奇跡のような英雄たちの物語が、一人でも多くの日本人に届くことを心から願っています。

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 

 

 

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)